先日、あいにくの雨の中向かったのは、熊本市郊外にある「木家珈琲倶楽部」。

自家焙煎珈琲豆専門店で、住宅街の中にひっそりと佇んでいます。
ナビなしでは少し分かりづらい立地かも?
外観は、黄色い外壁が印象的なログハウスで、初見では珈琲屋だとは気づかないかな。
今回は職場の同僚(同じく珈琲好き)と訪問。リサーチ担当は同僚です!ありがとうございます!
熊本市中心部のカフェにはよく行くのですが、こういった郊外の本格派のお店は新鮮でした。
直火式焙煎機と店主のこだわり
店主は元会社員。コーヒー愛が高じて脱サラし、独立したみたい。
店内に入ってまず気になったのが、右手の焙煎機。(写真で言うと奥の方)直火式の焙煎機を使用しており、これは技術を要する焙煎方法。

店主によれば、現在多くの焙煎店では「半熱風式」を採用しているとのこと。使いやすさでは優れるものの、豆の個性が出しづらいそう。直火式は難しい分、香ばしさや豆の個性を引き出しやすいとのことで、店主の強いこだわりを感じました。

写真左側奥が焙煎機。右はコーヒーを頂くカウンター。

天井は吹き抜けになっている。
豆の種類が圧巻の40種超!
何より驚いたのが、店内に並ぶ珈琲豆の種類。なんと40種類前後が常時揃っているとのこと。

すべて自家焙煎。オープン前夜には焙煎が気になりすぎて眠れず、徹夜で焙煎し直したというエピソードもあるほど、熱量のある店主です。
焙煎度合いは、豆の生産地や品種、精製方法、豆の密度・水分量などを考慮して決めているそう。
たとえば:
- エチオピアやケニアなどのアフリカ産(ウォッシュド)→浅煎り〜中煎り
- ナチュラル精製の豆 → 中煎り〜深煎り
- 高地産の硬い豆 → 浅煎りでも風味しっかり
など、それぞれにベストな焙煎がなされているのが分かる。
実際に飲んでみたコーヒーは…
豆が家にあったので購入は控え、今回は店主によるハンドドリップを注文。
1杯目は、春季限定の「さくらブルボン」ブレンド。

中煎りで華やかな香り、フルーティな酸味が心地よく、口当たりもスッキリ。普段深煎り派の私でもすっと飲める、そんな一杯。

続いて2杯目は、グァテマラ・アンティグアを選択。

深煎りではよく飲む銘柄ですが、中煎りになると特有の酸味が際立ち、また違った印象を受けました。
瓶には店主独自の「キャッチコピー」が貼られており、グァテマラにはこんな記述が。
- ワインフレーバーの貴婦人
- タ食後のコーヒータイムにおすすめ
- 飲んでそうな有名人:メグ・ライアン
ザ・ユニーク(笑)。
珈琲好きなら!
コーヒーに対する情熱とこだわりが詰まった「木家珈琲倶楽部」。
豆を買うもよし、店主との会話を楽しむもよし。珈琲好きなら一度は訪れてほしい、そんな一軒。

☕ 木家珈琲倶楽部(KIYA COFFEE CLUB) 店舗情報
住 所
〒869-0503
熊本県宇城市松橋町きらら3丁目3-8(ウイングまつばせ横)
T E L
0964-33-3767
F A X
0964-27-8108
営業時間
AM10:00 ~ PM7:00
定休日
毎週月曜日
業務内容
自家焙煎珈琲豆販売 / 喫茶 / その他関連グッズ販売
主要取引先
ワールド珈琲商会・三洋産業・カリタ・ラッキーコーヒーマシーン・JFストックパック
特徴
・フィンランド直輸入のフルログハウス店舗
・直火式による独自の「超蒸らし焙煎法」
・45種類以上の豆からセレクト可能(喫茶・テイクアウト対応)
・ユニークな「独断裏テイスティング」も楽しめる
・8,500人超のメンバーズカード利用者実績あり
公式サイト
https://kiya-coffee.club/
コメント